ペットボトルで家づくり!パナマの「リサイクル村」が話題に

様々な形でリサイクルされているペットボトルですが、「家づくり」にも使われていることを知っていますか?

パナマのボカス・デル・トーロにあるコミュニティでは、すでに120戸もの「ペットボトルハウス」が建てられていて、村と呼べるくらいの規模になっているそうです。

1万本のペットボトルで建てた
リサイクルハウス!?

パナマの「リサイクル村」

プロジェクトを始めたRobert Bezeauさんは、世界中で年間2.66兆本消費されているペットボトルをなんとかリサイクルできないかと考えました。写真の家には、1万本以上のペットボトルが使われています。

パナマの「リサイクル村」

まず、ペットボトルはワイヤーゲージの中に入れられ、鉄筋で補強。アーチ状など、様々な形状に対応できます。

パナマの「リサイクル村」

フレームが出来上がったら、セメントを塗り、

パナマの「リサイクル村」

このようにペットボトルハウスが仕上がっていくというわけ。

意外なメリットも!

パナマの「リサイクル村」

じつはペットボトルで作る家にはたくさんのメリットが。例えば、中は空気で満たされていて、室内を適温に維持できるのでエコフレンドリー。

また、意外にも耐震性が高く、ローコスト。水害の多い国では、洪水に見舞われた時に臨時のイカダとしても使えます。

パナマの「リサイクル村」

先進国であっても、ペットボトルの再利用には手間と費用がかかるもの。しかし、「捨てるくらいなら家を作ろう」と、まずは自分たちの手で出来ることからリサイクルを始めた彼ら。今後はこの技術を広めるトレーニングセンターの設立も検討中だとか。

Licensed material used with permission by Plastic Bottle Village
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。