ワイン好きの皆さん。デキャンタージュした後でも、これなら保存ができますよ!

飲み残したワインの保存方法として、抜いたコルクで栓をするのは誰でも想像が付くアイデア。ワイン好きなら、ボトルの空気を抜くためのワインセーバーやワインポンプといったツールの用意があるはず。ならば、デキャンタージュしたものの保存はどうでしょう?

飲み残したワインをいかに
酸化させずに保存できるか?

ワインボトルは、一度開栓したらその日のうちに飲み干さねばならない。こんなイメージがあるかもしれませんが、欧米人だって余ったワインを無理に飲むことはしません。飲み残したワインが「美味しくない」と感じるのは、コルクを抜いた瞬間から空気に触れることで、ワインの酸化がはじまるから。つまり、保存方法の問題。

ここまでは、根っからのビール党だって知識として持っているでしょ?

デキャンタごと
真空状態をつくり出す

では長期熟成タイプの赤ワインを、俗に言うところの「ワインを開かせる」ためにデキャンタに移した場合、飲み残しをもう一度ボトルに戻す?ヨーロッパでは、銀のスプーンを入れて酸化を止めるなんて方法もあるようですが。

サンフランシスコのメーカーが開発した「Wine Squirrel」はもっとスマート。デキャンタージュした状態のまま保存が可能な優れものです。ポイントは至極単純、デキャンタごと真空にするだけ。

動画の説明によれば、円筒形のデキャンタに移したワインが余ったら、まずは付属のハンドル(画像内黒の部品)を使って密封栓(画像内白の部品)をワインの水面まで押し入れます。

次に、ハンドルを時計回りにまわして、ハンドル部だけを抜き取りました。これで真空状態が完成。たったこれだけ。

逆さにしても
ほら、漏れない!

確かに、逆さにしてもご覧のとおり漏れてこない。この状態で涼しい場所で保管しておけば、2〜3週間は保存が利くそうですよ。開栓する際は、ハンドルを取り付けて今度は、反時計回りにまわして密封栓を外すというもの。

もちろん、どんな形のデキャンタであれ目的は果たせる訳ですが、真空をつくり出すのに向いているのは、やっぱりこの円筒形だったんでしょうね。

すでにクラウドファウンディングにて目標額をクリア。プレオーダーでは65ドル(約7,000円)にて販売中。気になる人はこちらから。涙滴型やダッグ型、いわゆる底の広がったマグナムタイプのものなど、今後デザインが増えることも期待してしまいます。

Licensed material used with permission by Wine Squirrel
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。