「日本の食事」が健康的だと、ますます海外で注目されている。

男女の平均寿命が「84歳」と、世界一の長寿大国を誇る日本(2015 WHO調べ)。その要因を一概に語るのは難しいですが、「健康的な食事」が理由のひとつかもしれません。

日本食の栄養バランスは
理想的?

「Science alert」の記事によれば、2000年に日本政府が導入した「栄養ガイドライン」が死亡リスクの低減に大きく貢献していて、特に脳卒中や血管疾患への予防に重要な役割を果たしている言います。

「コマ型」のガイドラインに
世界も注目

そんな「日本の食事」のガイドラインを表現した、コマ型のイラストが「わかりやすい!」と、海外でも高い評価を受けているそうです(2005年 厚生労働省、農林水産省が作成)

適度な運動と水分摂取をトップに置き、1日に必要な栄養素をわかりやすくグラフィック化しています。

・穀物(ご飯、パン、麺)…5〜7人前
・サラダ・野菜…5〜6人前
・魚・肉・卵・大豆…3〜5人前
・フルーツ…2人前
・乳製品…2人前
・スナック、お菓子、清涼飲料水…適度に!

あくまでも各栄養素の理想的な比率を表現したものなので食べ過ぎには要注意ですが、日本の普段の食卓に並んでいたメニューが、海外から見ると、結果的に「バランスが良く理想的だった」とも言えます。

また、theBMJのレポートによれば、この「栄養ガイドライン」が15年間で日本の死亡率を15%下げることに貢献していると言います。それは特に、脳卒中のリスク低減が該当しているとか。

この食事内容がそのまま海外諸国に当てはまるわけではありませんが、長寿大国を実現している「日本式」は、一つの指針としてさらに注目されていきそうです。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。