30代からでも遅くない!「新しい自分」になるために自問したい5つのこと

転職、結婚、貯金、持ち家……。「人生を決めろ!」と言わんばかりに押し迫ってくる数々の決断。「オレは本当にこのままでいいのか?」と不安が襲ってくるのは当然のことです。

そんな不安やあせりから私たちを解放してくる書籍『30代のあせりをふき飛ばす31の言葉』には、いまこそ自分自身に問いかけるべきキーワードが並んでいます。ここでは、新しい自分をつくるための自問をご紹介。

01.
「失敗したくない」と
縮こまっていないか?

A失敗は許されない_fix2

失敗は誰だって怖いものだし、できればしたくない。でも、成功と失敗は表裏一体で「どちらもある」と思うほうが自然なこと。成功の中にも失敗があるし、失敗の中にも成功がある。

また、誰の人生にも「想定外のこと」が起こりうる。ビジネスが絶好調の時に、思わぬ方向から足をすくわれたり、病気や災難もあるかもしれない。でも、それは「目を覚ませ」というサインだと捉えてみよう。新しいステージへのヒントときっかけを与えてくれるかもしれない。

02.
人に負けないことは何か?

誰にだって、できることもあれば、できないこともある。全部の能力をまんべんなく伸ばそうとすると、なかなか壁を突き抜けられないし、時間がかかる。

でも、「これだけは負けない」と思える能力をひとつだけ定め、そこを極める努力をしていくと、多くの壁は突き抜けられる。そして面白いことに、その一点が牽引力になって、他のスキルも伸びていくという不思議な現象が起こる。

例えばそれは「英語」でも「早起き」でもいい。足りないところを補おうとするよりも、一点に定めて突き抜けてみよう。

03.
同じステージの人たちと
つるんでいないか?

03KSF_fix2

何か新しいことを始めるとき、多くの人は自分と同じステージの人たちと集まりたがる。情報交換ができるし、励まし合えるからだろう。

でも、自分よりはるか上の(できればその道のトップ)に会って、話を聞き、議論し、行動を観察してみるのはどうだろうか。何が成功の鍵「KSF(キー・サクセス・ファクター)」になっているのかを見極めるためだ。このKSFを見抜くことで、自分のレベルを上げることができる。

仕事のやり方、ものの言い方、人との接し方、考え方。極めたいことがあるのなら、徹底的に成功者のKSFを学んで、真似して、身につけてみよう。

04.
わかった気になっていないか?

30代になると、この「わかった気」のワナにはまってしまう人と、いつまでも「自分は何も知らない」と素直に思える人が、はっきりと分かれる。

つい「わかった気」になってしまいがちだが、これこそが危ない。

「恐れ」や「憧れ」の正体は、自分で実際に体験してみないとわからないものだ。自分からそこに飛び込んでみよう。実際にやってみてから「すごく楽しい!」のか「自分には合っていない」のか、自分の気持ちに素直になってみればいい。

その繰り返しが、自分の可能性を広げていくのだと思う。

05.
本当に精一杯やりきったのか?

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「精一杯やったけどダメだった」という時には、もう一度自分に問いかけてみよう。本当に、本当に精一杯やりきったのか?がんばれる限界のライン、またはその手前でやめてしまってはいないか。

目標に向かって努力をするときも、それを「やりきる」かどうかが成否を決める。

「十分がんばった、もうこれ以上できない」と思ってからが本当のがんばりどころ。

あきらめる前に、あと1本、電話をかけよう。あと1本、企画書を書こう。そこから先のアウトプットにこそ、価値がある。限界の先に、新しい自分の可能性が待っているのだ。

久志 尚太郎/Kushi Shotaro

1984年生まれ、株式会社TABI LABO代表取締役。中学卒業後、単身渡米。16歳の時に飛び級で高校を卒業後、起業。9.11後、アメリカ大陸を放浪して帰国。その後は外資系金融企業や米軍基地のITプロジェクトにネットワークエンジニアとして参画。19歳でDELLに入社後、20歳で法人営業部のトップセールスマンに。21歳から23歳までの2年間は同社を退職し、世界25ヶ国のヒッピーコミュニティをまわる。復職後は25歳でセールスマネージャーに就任。同社退職後、宮崎県でソーシャルビジネスに従事。2013年より東京に拠点を移し、2014年2月22日にTABI LABOを創業。

コンテンツ提供元:サンマーク出版
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。