100ドルで買った食料品から、その人物の「人となり」が見えてくる!?【社会実験】

これは、米サイト「Mic.com」が行った社会実験動画。「あなたにとって100ドルって、どんな意味がある?」を食料品から紐解いていこうという企画です。もちろん、結果は人ぞれぞれ。でも、それ以上に食材を並べてみると、それぞれの“人となり”が見えくるからフシギ。

食料品を100ドル分
アナタならどう使う?

年齢も家族構成もライフスタイルも異なる8組が調査対象。100ドル(およそ11,000円)を渡された彼らは、自分の思うままにそのお金を使いました。ただし、買えるものは食料品と一部の日用雑貨のみ。さて、彼らの食生活の違いはどんなもの?

購入したものを6つに分類
食習慣の差がくっきり!

たとえば、こちらの女性。野菜、フルーツ、パン、お肉を中心に、しめて94.71ドルのお買い物。不要なものには1ドルもかけず、それでもバランス良く購入している印象です。内訳をもう少し詳しく見ていくために、彼女の周りにカテゴライズされたそれぞれのエリアを見ていきましょう。

8人が購入した食料品は、以下の6つのカテゴリに分類。横になった本人の周りに配していきました。右上から時計回りに、食材を見ていくとこんな感じに。

①冷凍食品やお惣菜、缶詰など
②お菓子、スイーツ、お酒など
③食料以外のもの
④油、スパイス
⑤生鮮野菜
⑥お肉、魚、パン、パスタなど

当然ながら、みんな買ってきた食料品はバラバラ。必要とするものは違います。ここまでは当たり前。けど、こうやって見ていくと、並んだ食べ物だけでその人がベジタリアンなのか、ジャンクフード好きなのか、もっと言えば普段から料理をするのかしないのかまで、一目瞭然。もしも、自分だったら…そんなことを想像しながら見ていくのもオモシロいかも。

19歳大学生の場合
料理はレンチンレベル?

Karenさんは19歳の大学生。学校のカフェテリアでは、ほぼ毎日「ピザロール」なんだとか。自分でもお金の使い道が上手じゃないことは自覚しているそうですが、購入したものの大半は右上の冷凍食材が中心。しかも、そのほとんどがピザを作るためのもの。野菜ゼロ、その他不要なものは一切買わないという潔さ。「だって、ピザって美味しいじゃん」、ティーンにそれ以外の理由なんて要らないみたい。

失業中のゲイカップル
今必要なものをバランス良く

こちらは失業中のゲイカップルMIkeさん(46歳・写真左)とAnthonyさん(36歳)。現在、失業中の彼らは自分たちを“お腹を空かせた芸術家”と表現。

ほとんど外で食事をしない二人は、生鮮野菜を中心にバランス良く購入。さらに、右下の日用品では、洗剤や歯磨き粉なども。生活にいま必要なものを、100ドル使って上手に揃えた印象。しめて91.22ドル。

お酒大好き独男
ワインとつまみがあればいい?

「100ドル?そうだなぁ、2〜3日ちょっと贅沢をするか、一晩でパッと遊んで使うってくらいかな」

お金の使い方にとても厳しい家庭で育ったと語るTrippさん。でも、自分で稼ぐようになってからは、好き勝手し放題の浪費気味だそう。週6は大好きなお酒を飲むという、彼が買ったものがこちら。62.99ドルのワインに、生ハム、バケット、アボカドなどなど。ほとんどおつまみに消えました。

二児の母は穀物中心

インド出身、ソフトウェアエンジニアで二児の母のKomalさん(35歳)。彼女の買い物で目に止まるのは穀物類のバラエティ。卵もたくさん買って、これで主菜のベースを手作りするのかも。

彼は年金受給者。毎月およそ1,100ドル近くが生活費として消えていっているんだそう。

「何かと使うことが多いのさ。この金額を切ると、自分の中で“貧困レベル”になる気がするんだ」

3人の子育てに追われるママ。最もお金をかけたのが、日用品(オムツやお尻拭き)、他はフルーツ。これも特徴的。

「1週間分の食料くらい?」子どもができるまで、スーパーに行くこともほとんどなかったというこの女性。いまでは、価格とコストパフォーマンスの良さを意識して買い物する日々なんだそう。

もしも、あなたが1万円分の食料品を買うとしたら、どこかのカテゴリに偏りはできますか?

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