「新じゃが」や「新たまねぎ」の特徴を知れば、もっと美味しく食べられる!

野菜が美味しい季節になってきました。この時期「新○○」と呼ばれるような野菜をよく見かけると思います。なんとなく美味しいイメージがありますが、「新○○」と普通の野菜の違いって意外と知らなかったりしますよね。

種類毎の特徴とオススメの食べ方をまとめました。

01.
辛みが少ないので生食で!
「新たまねぎ」

01_新野菜_たまねぎ
春に出回る新たまねぎは、一般的なたまねぎに比べると平べったい形で皮部分は茶色ではなく白っぽい見た目です。味わいとしては水分を多く含んでいてとても瑞々しく、ツンとした辛味が少ないという特徴を持っています。

ただし、水分が多い新たまねぎは日持ちが問題。必ず冷蔵庫で保存し、出来るだけ早く食べるようにしましょう。

【オススメの食べ方】
辛味が少なく、瑞々しい新たまねぎはサラダなどの生食にピッタリ! 薄くスライスしてそのまま使えます。少しでも辛味が気になるという人は、スライスした後に10分ほど水にさらしてから調理すればOK。そこから、オリーブオイルやマヨネーズ、おかか醤油などお好みの調味料を和えるのが正解。

食感は柔らかく甘みが強いので、丸ごとコンソメスープなどに入れて煮込むのもオススメです。

02.
皮ごと食べるのが正解
「新ジャガイモ」

02_新野菜_じゃがいも
通常ジャガイモは、収穫されてから大部分が貯蔵され、出荷されます。貯蔵されている間に熟し、皮は厚くなりでんぷん含有量が増えることで、ジャガイモ特有のあのホクホクとした食感が楽しめるのです。
一方、春に出回る新ジャガイモは収穫後すぐに出荷され、獲れたてならではの瑞々しさが魅力。皮は薄く、完熟前なのででんぷん量は少なく、ホクホクというよりもシャキシャキとした食感を楽しめます。

【オススメの食べ方】
皮が薄いので、キレイに洗ってから皮ごと調理するのが正解。オーブンで焼いたり、フライドポテトにしたりといった皮つきならではの料理を。

また、注意点としては火の通りが早いこと。煮込み料理にする場合は少々煮崩れしやすいので、普通のジャガイモを使う場合に比べて少し大きめに切り、短時間で仕上げるようにするといいでしょう。

03.
炒めものよりも、サラダに!
「春(新)キャベツ」

03_新野菜_キャベツ
その名の通り春に出回る春キャベツは、葉の巻きがゆるくふんわりと軽く丸い形。一般的なキャベツに比べて、葉はとても薄く、水分が多いため柔らかくて甘みが強いのが特徴です。

【オススメの食べ方】
春キャベツは葉が薄くて水分が多いため、炒め物にするとベチョッとした少々水っぽい仕上がりになることも。どちらかというとサラダにしたり、細く刻んでサンドイッチの具材にしたり、自然の甘みと瑞々しさを活かした生食に向いています。

また、ロールキャベツに使う際は、葉が柔らかいので一般的なキャベツより巻きやすいですが、破れを防ぐために数枚重ねて巻いてから煮込むのがベターです。

04.
柔らかい食感!
「新ゴボウ」

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新ゴボウは一般的なゴボウより約半年ほど早く収穫したものを指します。完全に育ちきる前に収穫された新ゴボウは、柔らかい食感でアクが少ないのが特徴。ゴボウは多少の土臭さも魅力のひとつですが、新ゴボウはこれとはまた違った上品な香りた楽しめます。

【オススメの食べ方】
新ゴボウの美味しさをギュッと凝縮したポタージュスープや、お漬物などシンプルな調理がオススメです。よく洗ってから皮ごと薄くスライスし、オーブンで焼いてゴボウチップスにするのもいいですね。

どの野菜も、年中流通する一般的なものと比べると、水分が多くて瑞々しく、強い甘みと柔らかい食感という特徴があります。

その特徴を活かした食べ方は、ただ美味しいだけでなく、栄養を無駄なく摂取するのにも役立ちますよ。

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