無意識を利用して、不安や悩みを消し去る6つの方法

無意識というものは、脳の90%を支配しています。「感情」「思考」など意識を司る部分は、脳のたった1割の部分で行われているだけです。

だから「無意識」の動きを理解すれば、不安や悩みを消すことも可能。拙著『無意識はいつも正しい』から、無意識に働きかけることで不安や悩みを消す方法を6つ紹介しましょう。

01.
「◯◯したい。でも…」
前後の文章を入れ替える

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これは、僕がリバースメソッドと呼んでいる方法。まず、やりたいことや夢、目標としていることを思い浮かべます。次に、その時に「でも…」と心に浮かんでくるできない理由を書き留めます。最後に、「でも」の前後の文章をひっくり返すのです。「起業したい。でもお金がない」と考えたら、「お金がない。でも起業したい」という具合です。

脳の特徴のひとつとして、「意識の終点を現象化する」というものがあります。最後に意識したことだけが無意識に残るのです。このリバースメソッドを使うと、無意識が不安や悩みを軽くしてくれ、結果的にやりたいことが叶うようになります。

02.
無意識をちょっと意識してみる

歯を磨く順、体を洗う順、会社から家まで帰る道順等、毎日やっている日常の動作は、習慣としてほぼすべて無意識にやっていますよね。無意識で生活を進めることができるから、意識の部分では「ああでもない」「こうでもない」とたくさん考え事をして悩んでしまいます。

その状況を変えましょう。いつもの習慣を意識してほしいのです。たとえば、

「は!今日も起きてすぐにメールチェックをしていた」
「は!今日も靴を右から履いていた」

こんな風に、無意識を意識してみる。そして、ちょっとだけいつもの手順と変えてみてください。それだけで、「今」という瞬間に意識が戻ってきて、悩みすぎることがなくなります。

03.
「幸せ」が最後にくるように
しりとりをする

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02.の内容に加えて行う方法です。僕はこのメソッドを「シアワセのしりとりメソッド」と呼んでいます。

やり方は簡単。「は!今日も靴を右から履いていた」と、習慣として自分がやっていることに気付いたら、その瞬間に目に入った物からしりとりを始めるのです。そして、最後が「幸せ」という言葉になるように工夫してしりとりを続けます。

「ブーツ」が目に入ったら、「つらら」→「落雷」→「石」→「幸せ」といった具合に。しりとりが習慣になってしまったら意味がないので、同じ言葉をなるべく使わないように意識してください。不安や悩みよりも、最後に出てきた「幸せ」という言葉が無意識に残るようになります。

04.
手の親指を揉む

体調が悪い時は考え方もネガティブになりやすいし、快適な天気の時には気持ちは明るくなります。つまり、外側(体)に刺激を与えると、内面(心)にも影響が及ぶのです。

僕たちの指というのは、それぞれある感情とリンクしていると言われています。赤ちゃんがおしゃぶりをするときは必ず親指です。中指や小指でも構わないはずなのに不思議だとは思いませんか?親指は「不安」と関係しているのです。

不安や悩みがあるときは手の親指の脇を第一関節から第二関節にかけて揉んでみましょう。不安や悩みが薄れていきます。

05.
地面を押すように
足の親指に力を入れる

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足の指は手の指と異なり、力を入れることがオススメです。相撲や柔道、剣道、農作業などをするときに自然と力が入っているのは必ず足の親指です。不安やプレッシャー、ストレスに負けないようにするときには、親指に力を入れるといいのです。

また、足の親指に力を入れることは、重心を下にかけることになります。その結果上半身の力が抜けてバランスが取れるようになります。

無意識を意識すること。体から無意識を動かすこと。紹介したのは、今から簡単にできることばかりです。まずは今すぐ、手の親指をもんでみてはいかがでしょうか。

無意識はいつも正しい
コンテンツ提供元:ワニ・ブックス

クスドフトシ/Futoshi Kusudo

20代の頃、うつ状態になり、家に引きこもって死にたいとさえ思うようになる。そんな自分を卒業するために、無意識(潜在意識)やあらゆる思考法を実践。そのなかで「心」と「体」両方からアプローチすることで、人生を好転させる独自のメソッドを開発する。2012年、ブログ『世界はキミのためにある!』を開設し、読者を巻き込んでたくさんの人を幸せにするための記事を公開中。全国にてトークショーも行っている。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。