【恋愛論】誰も教えてくれない、愛についての「6つの真実」

ジョン・キム
作家
韓国生まれ。日米英で教鞭をとった後、2004年から2013年まで、慶應義塾大学特任准教授を務める。オックスフォード大学、ハーバード大学などで客員研究員を歴任。著書に『媚びない人生』(ダイヤモンド社)、『時間に支配されない人生』(幻冬舎)、『断言しよう、人生は変えられるのだ。』(サンマーク出版)など多数。最新刊は『ジョンとばななの幸せって何ですか』。2013年からは、パリ、バルセロナ、フィレンツェ、ウィーンに拠点を移し、執筆活動中心の生活を送っている。元音楽プロデューサー四角大輔氏とのコラボサロン『Life is Art』主宰。「女性自身」に連載を持ちながら、女性のひとり起業を応援するV2F Academyを今年3月よりオープン予定。

人を愛するという行為は実体がつかめず複雑がゆえ、時に挫折を味わうもの。人を深く愛し、恋愛を成就させるには、まず、愛とは何かについて理解しておく必要があります。すると、心が満たされ、人生も豊かになるのです。
拙著『来世でも読みたい恋愛論』から、いま知っておくべき愛の定義についてお伝えしましょう。

01.
愛とは“創造”である

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愛は、対象と出会う前には存在しなかったものです。
愛は、人間が得られる最高の感情であり、それは、愛さなければ得られなかったという意味で、創造する行為であるとも言えます。

人が愛することで得られるのは、生きる喜び。それに勝る喜びが、この世にあるのでしょうか。結末がどうであれ、決して愛することを怖れないことが大切なのです。

02.
愛とは魂の居場所

恋愛というのは、魂が休める場所であり、魂の傷を癒せる場所なのです。

恋愛の中では、自分という存在をありのまま肯定し、信頼と愛情で丸ごと包んでくれる相手がいることを感じます。たとえ世の中のみんなが自分のことを理解してくれなかったとしても、愛する恋人だけは自分の心の声に耳を傾け、理解してくれるはずなんだという「ある種の確信」が生まれ、それが絶対的な安心感につながっていくのです。

03.
愛とは、信頼することである

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真の愛は、相手のことを信頼することにあります。たとえ裏切られたとしても、相手を信じ続けるという愛の盲目さは偉大なのかもしれません。究極的には、目に見える現実よりも、相手の言葉を信頼することが愛です。恋は信頼がなくても生まれますが、愛は信頼が必要になってきます。

04.
愛されるより愛する

愛されることばかり考える人は、人生が受動的になり、それがうまくいかなかったときに、被害者意識を持ってしまうものです。そうではなく、自ら人を愛することを中心に考える人は、人生が能動的になり、幸せに対する自身の制御能力も高まっていきます。

05.
相手の欠点まで
愛せるかどうかが重要

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恋愛が本物になってくると、相手の欠点を短略的に美化したりせず、冷静なる理性を介在させて相手の欠点を確認し、それを補うために自分のできることを考え、行動できるようになります。それも喜びの気持ちを持って。

06.
成熟な愛は理由を必要としない

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愛に、理由は不要。「なぜ愛しているのか」を問うのは愚問です。愛は存在に対するものであり、その存在に付随したり飾りに対するものであってはなりません。

自分が存在しているという事実だけで愛されているのだと実感したとき、人は無限なる喜びや生きる力を得ることになります。自然体として、自分らしく、生き生きと生きていけるようになります。

『来世でも読みたい恋愛論』
コンテンツ提供元:ジョン・キム

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