「無意識」をうまく利用して、自分に自信をつける5つの秘訣

人間の脳活動の9割は、無意識での行動に使われています。無意識の使い方次第で人生が決まると言っても過言ではないのです。ここでは、拙著『無意識はいつも正しい』から、身体に刺激を与えることで無意識に働きかけ、自信を持つ方法を4つ紹介しましょう。

01.
鏡で自分の顔を見ながら、
口角を2ミリあげる

74f4cd05e7596d8e3fb1046eebd29e49f5cb3251

笑顔は、自信を持つために大切なもの。ただ笑顔を作るだけで余計な力が抜けて、脳内のα派というリラックス状態(余裕のある状態)を作る脳波が出てくるのだそう。極端な話、口角をたった2ミリあげるだけでもいいとも言われています。それだけで、脳が「あ、今はリラックス状態なのだ」と認識してくれるのです。

人前で話す時に口角を2ミリ上げておけば、周りからは、落着きや余裕があって、すべてを包み込んでくれるような人に見えます。相手も怖がらず、自信が生まれるかもしれません。

02.
肩より上の位置で
ガッツポーズをする

ハイタッチもソーラン節も、コンサートでステージに声援を送る時も、手は肩よりも上の位置にあります。高揚感を感じてくると、人の手は自然と上がっていくのです。

それを利用して、先に肩よりも上に手を上げておけば、心の方も高揚感を感じてきます。先に紹介した口角を2ミリあげる方法といっしょにやるといいでしょう。

さらにいいのは口角を上げながら肩より上の位置でガッツポーズをしながら鏡を見ること。無意識に「自信があるから、私はこういったポーズがとれるんだ」と働きかけることができるからです。

03.
常に肩甲骨を
2〜3センチ引き寄せる

ccad77da9979e2834e9458599924374951c97256

自信のない人というのは、往々にしてそれが態度や姿勢に現れます。つまり心という内面が、外側の体に表れてきているのです。それを逆手に取ります。

意識的に肩甲骨を引き寄せることで、背中から腰にかけて自然な湾曲を作ります。姿勢がよくなり、パソコンを使ったり長い間立っていたりしても疲れにくくなります。そして、自信のあるのと同じ体型を取ることで、内面も変わってきて自信が生まれます。

04.
身体の軸がしっかりした
姿勢をとる

具体的に説明すると、胸を張らずに、みぞおち部分を斜め45度から吊り上げられるイメージをして、左手でみぞおちを軽く叩きながら「自信があることを思い出す」と唱える。

みぞおち部分は、人間が歩く時に上半身と下半身の動きのズレを吸収する部分であり、身体の中心部に位置します。この部分を意識した姿勢を取ることは、軸がぶれないようになるということでもあります。

身体の軸のしっかりした姿勢をとるということは、自信という、目には見えない心の部分もぶれなくなります。

05.
上記4つのことを
7日間繰り返す

The relief of a job well done

ぼくの経験上、1ヶ月続けるとなると面倒に感じますし、3日間しか繰り返さなければ、短すぎて効果すら実感できないまま終わります。「まずは7日間」と考えて気楽に始めると、案外続くものです。

「7」という数字は不思議です。1週間も7日だし、ドレミの音階も7音で1オクターブです。身体の全細胞が入れ替わるのも7年と言われています。身の回りに存在する「ぐるっと1周まわるもの」は7にまつわるものばかりなのです。

「自信がない」という状態には根拠がありません。「失敗する“かもしれない”」「願いは叶わない“かもしれない”」と、「かもしれない」ばかり。すべて可能性の話です。であれば、「うまくいく“かもしれない”」と、無意識から信じていけばいいのです。

身体に刺激を与えれば、心も必ず変わります。まずは7日間試してみてください。

無意識はいつも正しい
コンテンツ提供元:ワニブックス

クスドフトシ/Futoshi Kusudo

20代の頃、うつ状態になり、家に引きこもって死にたいとさえ思うようになる。そんな自分を卒業するために、無意識(潜在意識)やあらゆる思考法を実践。そのなかで「心」と「体」両方からアプローチすることで、人生を好転させる独自のメソッドを開発する。2012年、ブログ『世界はキミのためにある!』を開設し、読者を巻き込んでたくさんの人を幸せにするための記事を公開中。全国にてトークショーも行っている。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。