日常をもっと豊かにする。ヒヤシンスの「水栽培」での育て方

ヒヤシンスはツルボ科の多年草植物で、ひとつの茎にたくさんの花弁をつけます。

語源は、ギリシャ神話の美少年の名前からきており、ヒヤシンスの力強く美しい姿はまるで美少年を投影しているかの様です。紫色の他、青やピンク、黄色などさまざまなカラーを楽しめ、インテリアとしても華があります。

今回は、インテリアとして部屋にヒヤシンスを飾りたい方に、水栽培での育て方について紹介します。

水栽培を始める時期と球根の選び方

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ヒヤシンスの開花時期は、2月から4月にかけて、水栽培の場合は、11月から12月にかけてが育て始めるのに適していると言われています。まず、ヒヤシンスを育てるのに重要なのが球根選び。球根次第では、しっかりと育たないこともあるので注意したいところです。

ヒヤシンスの球根には主に2種類があります。ダッチとローマンと呼ばれるものです。水栽培を行う場合は、ボリューム満点のダッチの方が向いているので、ダッチ系のものを選ぶようにしましょう。

また、既に芽が出ている球根を選ぶこともポイントです。ヒヤシンスは芽を出すまでに一苦労する植物。既に芽が出ているものを買うことによって、成長しないなどのトラブルを防げるうえに、初心者でも簡単に栽培することができます。できるだけ傷のついていないきれいなものを選ぶようにしましょう。

たった4ヶ月で開花?!ヒヤシンスの成長過程

ヒヤシンスの水栽培を始めて1週間から10日ほどで根が生えてきます。1ヶ月もたつと、根は5cmほどに。もしも発育が悪い場合は、水が多いからかもしれません。球根の根元が水につからないように調整します。

その後もヒヤシンスは成長を続け、だいたい2ヶ月経つと蕾ができ始めます。いよいよ開花の準備です。そして、花が開花するのは、2ヶ月半を過ぎたあたりから。ヒヤシンスは、一度花がしおれてきても、再度小花も楽しめるので約1ヶ月は花を楽しむことができます。

1月までは冷蔵庫で冷やして育てる

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ヒヤシンスを入れるビン(もしくはペットボトルでも可)が決まったら、買ってきたヒヤシンスの球根の土を手で優しく洗い、しっかり洗い流します。同様に、ヒヤシンスを入れるビンもしっかりと洗ってあげましょう。

準備ができたら容器の中に水と共に根腐れ防止剤を一握りほど入れます。あとは、水の入った瓶に球根をのせるだけ。

ヒヤシンスは、一定期間は低温で置いておかないと芽や花がつきにくい植物です。1月までは辛抱して、冷蔵庫で保管するのが育て方のコツです。週1回の水替えは忘れずに。

ヒヤシンスの開花までと花の楽しみ方

冷蔵庫で1月まで保存したら、ヒヤシンスを外に出すタイミング。今度は、暗くて冷たい場所ではなくて、日当たりの良い場所に置くようにしましょう。ヒヤシンスを日に当てることによって、成長が促されます。このころには、インテリアとしても楽しめそうです。

そしていよいよ、開花の時。はじめは1本の茎からボリュームたっぷりの花を楽しむことができます。しかし、ヒヤシンスの楽しみ方は1回で終わりではありません。花がしおれてきたら、根元から茎を切ることによって、新たな花が咲きます。ボリュームは1回目と劣ってしまいますが、小花がちょんちょんと出てかわいらしい印象です。

ヒヤシンスでライフスタイルを彩りませんか?

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ヒヤシンスは、1ヶ月もの間花を楽しむことができる植物。インテリアとしてもおすすめです。インテリアとしておしゃれに飾りたいのなら、迷いどころがヒヤシンスをいれる容器。

初心者におすすめなのは、根の状態も一目で分かる、半透明のガラス容器です。くびれがついたガラス容器などは、キュッとしていておしゃれですね。話題のメイソンジャーに入れても良いかもしれません。上級者なら、陶器や金属製の容器に入れても良いですね。

ヒヤシンスの水栽培は、水替えも週に1回程度と特に手間がかからず、初心者にもおすすめの植物です。さらに、4ヶ月という短期で成長を楽しめるのも魅力的。インテリアに華が足りないなと感じているなら、このヒヤシンスの育て方や時期を参考に、ぜひヒヤシンスを取り入れてみてください。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。