動く!踊る!ディズニーが開発した「3D塗り絵」(動画あり)

平面のキャラクターに自分の好きな色を塗って楽しむ「塗り絵」。あの塗り絵が、最新のデジタル技術を応用し、超未来型のツールに生まれ変わりました。開発を手がけたのは、あのディズニー。子供だけでなく大人も楽しめる、ディズニーならではの“魔法”がかけられています。

描いている手元を
アプリで見ると…

百聞は一見に如かず。まずは動画を見てください。いわゆる普通の塗り絵をしているはずなのに、モバイルデバイスを通して見てみると、ご覧の通り!

平面に好きな色を塗っておしまい。という塗り絵の概念を180度変えてしまうほどの新発明。ウォルト・ディズニー・カンパニーの科学技術開発研究部門「Disney Reserch」 が開発した、この塗り絵はひと味違います。子供だけでなく、大人も虜にしてしまうサプライズが隠されているのです。

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デジタルの拡張性を最大限に活かして開発された、ユニークな塗り絵の仕掛けは、もうお分かりですね。色鉛筆や筆の質感そのままに、好きな色に描いたキャラクターたちが3Dで表現される仕組み。これを、専用アプリをダウンロードしたモバイルデバイスの画面を通してみると…絵が浮き上がり、リアルタイムでどんどん着色されているではありませんか!

3Dの仕掛けは
リアルタイムのトラッキング

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仕掛けはディズニー・リサーチが独自に開発した「Lookup map」というトラッキングシステムにあります。簡単に言ってしまえば、色が塗られたイメージをピクセル毎に追跡して、二次元の塗り絵では表現できない立体(背景)の色を予測、自動的に検出するというもの。これにより、リアルタイムでの3D映像が可能となりました。
314人の被験者にこの3D塗り絵を何度も試してもらった開発秘話が動画内に登場します。紙に描いたイメージの立体的な仕上がりをモニタリングし、最も好みの完成図を選んでもらうABテストを繰り返して、塗り絵のイメージを具現化していったんだそう。

色を塗ってからが
本当のお楽しみ!

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さらに、この3D塗り絵の革新的な技術がもうひとつ。デバイスを通して見ると立体に浮き上がるばかりか、キャラクター自身が紙の動きに合わせて「おっとっと…」揺れたり、踊ったりもできること。
自分の好きなキャラクターを、ただ「塗っておしまい」ではなく、「動かす」楽しみも加わった、三次元塗り絵。楽しみの幅がぐんと広がりそうですね。

Licensed material used with permission by Disney Reserch

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。