「息子には申し訳なく思っている」今まで言えなかった、父の本音とは?

親元を離れて、初めて分かることがある。

という言葉をよく耳にしますが、「巣立ち」のタイミングでこれまでのことを振り返るのは、なにも子どもだけではありません。むしろ親の方が子どもの成長を強く感じ、無意識にいろんなことを振り返っていたりするのです。

この動画は、ちょうどそのタイミングを迎えた父親と息子にインタビューをしたもの。


「自主自律、自分のことは自分で考えて自分で行動しろ」
教員でもある父親は、子どもたちにずっとそういう姿勢で向き合ってきました。

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そんな父親にとって子供の巣立ちはとても喜ばしいことであるはず。と思いきや、口から出てくるのは意外にも「反省」の言葉でした。

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「今思えば、もっと遊んでやればよかった」

「息子には申し訳なく思っている」

息子が小さい頃、仕事が忙しく、土日もろくに遊んであげられなかったのだといいます。

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一方の息子はそんな父への「感謝」の気持ちを語ります。

「ノーとか、ダメとか、やるなとかそういうマイナスなことは言わなかったので、感謝している」

父の自主自律の教えは、きちんと息子にも伝わっていたようです。

そんな息子が実家を出て、最初の帰省。

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親子ではじめて一緒にお酒を酌み交わしました。
最初はなんだかぎこちない表情の2人ですが…

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時間が経つにつれ、父の表情はやわらいでいきます。

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満面の笑みを浮かべ、「早く、彼女を連れてこいよ」「信頼されるような人になってほしい」

なんて、上機嫌になって、ついつい今まで言わなかった本音が飛び出す一幕も。

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そして、最後にこう呟きます。

「仕事でうまくいかないことがあった時は、いつでも帰ってくればいい、そしてなにも言わずに帰ればいい」。

子の巣立ちはどの親子も通過するもの。でもそのエピソードはひとつとして同じものはありません。「最初は猛反対をされていた」「応援の手紙をくれた」など、人それぞれ異なることでしょう。

共通しているのは、一人暮らしを始めたての頃が、一番強く親の有り難みを感じるということ。それは、時間が経つにつれ、学校や仕事が忙しくなり、親のいない生活に慣れてきてしまうから。

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それはもちろん自立できてきた、という証であり、喜ぶべきことですが、親にとっては寂しい気も。
この動画を見終えたら、実家に電話でもしてみるといいかもしれませんね。
それだけでも、親は喜ぶと思いますよ。

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