【閲覧注意】空腹のシャチの前を歩く「鳥」。待っていた、悲惨な結果とは?

サンディエゴの水族館で撮影された映像に注目が集まっている。
シャチが餌用の魚を使って、鳥をハンティングした瞬間をとらえたものだ。釣りをしているかのように、鳥をおびき出して、丸々口の中に入れる様子が捉えられている。

もしかしたら
気分を害する人も…

YouTubeの紹介文には、「もしかしたら気分を害する人もいるかもしれないので、映像を見るかどうかは自己判断で」と書かれているが、この注意書きは決してシャチが鳥を捉えた瞬間に対してコメントされたものではなかった。

ハンティングの後のシャチの行動を動画の紹介文は「丸呑みにした」ではなく「遊んでいる」と説明している。一体どういうことなのか…、動画で確かめてみるといいかもしれない。

※気分を害する可能性があるため、閲覧は自己責任でお願いいたします。


食べる目的以外でも
シャチは動物を殺す

動物の行動として非常に興味深いのは、シャチが鳥を殺した後に食べるわけでもなく、まるで遊んでいるかのように振舞っている様子だ。

アメリカ国立海洋局の野生生物学者、Brad Hanson氏が「Takepart」に語った内容によれば、太平洋岸北西部でもシャチがカモメや海洋生物を殺す姿を目撃されるそうだ。映像と同様に、目的が「食べる」ことにない場合もある。

今のところ、人間は攻撃対象として認識されていないと言われているが、その獰猛なイメージからか、しばしば論文などでは「Killer Whale(殺し屋クジラ)」や「Whale Eater(クジラの捕食者)」とも呼ばれ、学名も「Orcinus orca(冥界の魔物)」となんとも恐ろしげなネーミング。その他にも海のギャングなんて名前を聞いたことがある人も多い。

Hanson氏はシャチが本当に生き物で遊んでいるのかどうかについては、未だわかってはいないというが、まさか水族館でその光景が見られるとは衝撃的ではないだろうか。


Licensed material used with permission by:Takepart (Emily J. Gertz)

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