有名心理学者が発表!寂しさに関する「10の真実」が深い・・・

TED Talks」で行なったスピーチが200万回以上の再生回数を誇る、“感情”のスペシャリストGuy Winch氏。来年には著書『Emotional First Aid』(かんき出版)が日本で発売される予定です。
そんな彼が、「Psychology Today」に、寂しさに関する10の真実をまとめているのでご紹介。「寂しい」と感じたときに手を打っておかないと、取り返しのつかないことになってしまう可能性も…。

She orchestrates her mornings to the tune of coffee


01.
友人と一緒にいても
寂しいときは寂しい

She orchestrates her mornings to the tune of coffee

友人とどのような関係を築いているか、精神的に満たされているか、自分が認められているか、といったことに関係しています。

02.
結婚していても・・・

相手がいるからといって、本音を共有できない、一緒に過ごすことを楽しめない、相手の考えていることが分からない、といった状況に陥ると自分は1人ぼっちのような気がしてきます。そのような状況に陥ってしまうと、自分が望むような関係は、相手はもう二度と望むことはないように思えてきます。残念ながら、その考えは間違ってはいないことも多いですが…。

03.
寂しさを紛らわせてくれるはずの
友人や恋人でさえ・・・

ある研究では人が寂しさを感じるときは、たいてい友人や恋人とうまくいっていないと感じるとき、関係を見直しているときであることが明らかになりました。本当は、友人や恋人のおかげで寂しさを感じずにいられるはずなのに、うまくいかないと考え始めてしまうとそういったことにも気づけなくなります。そして、一度悩むとドツボにハマってしまい、悪い方向にばかり物事を考えてしまいます。

04.
寂しさは「伝染」する

寂しさは、人から見て分かりやすいものです。私たちは、近寄らないでほしい、不安ですオーラを出している人を見分けます。ある研究では、6ヶ月以上、周りの人を遠ざけてしまうと、驚くことに周りの人もその人を遠ざけ始めることが分かりました。

05.
体温を低下させる!

She orchestrates her mornings to the tune of coffee

寂しさを感じている人がいる部屋は、実際の部屋の温度よりも体感温度を低く感じさせるそうです。そして、実際にその人自身の皮膚の温度を低下させます。人がどれだけたくさん自分の周りにいても、寂しさを感じていると身体の寒さ、心の寒さから逃れることができないのです。

06.
体内をじわじわと痛めつける

寂しさは、気持ちの問題だけではなく、実際に身体にダメージを与えます。血圧を上げ、コレステロールが増えます。心だけではなく、身体からも、危険信号が発せられます。

07.
心臓にもダメージが!?

慢性的に寂しさを感じていると、寂しさを感じていない人に比べて心臓血管系の病気を患う確率が高くなります。絶え間なく、寂しさによるストレスを感じていると、身体はそのストレスに対してダメージを受け続けることになります。

08.
免疫力が低下し
病気を患うことにも

寂しさは身体の免疫力を低下させるため、あらゆる病気に関して抵抗力が弱まります。たとえ、短期間の寂しさであってもです。

09.
身体にいいことでさえ、
悪影響となることも

She orchestrates her mornings to the tune of coffee

数週間だけでも、寂しさは免疫力に強い影響を及ぼします。入学したばかりの大学生が新しい環境に慣れず、多くの人がはしゃいでいるときに自分だけ取り残されたような気持ちになると、インフルエンザの予防接種で具合が悪くなってしまうこともあるそうです。

10.
そのダメージは
喫煙並!

寂しさは、喫煙と同じくらい身体に悪影響を及ぼすもの。科学者は、寂しさが人に与える影響は、長期間、喫煙している人が受けるものと同様であることを解明しました。慢性的な寂しさは、早死にを招くもとにもなるのです。

寂しさは、心にとても大きなダメージを与えます。それを無視してしまうと、取り返しのつかないことになります。寂しさを感じたときは、明るい人、自分に優しくしてくれる人、安心できる人、つまり寂しさなど微塵も感じさせない人と一緒にいる時間を少しずつ増やすようにしてください。

Licensed material used with permission by Guy Winch

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。