解説!なぜ、この画像が「マリリン・モンロー」に見えるのか?

この動画の人物、誰に見えるでしょう? きっと、アルベルト・アインシュタインだと言う人が多いのではないでしょうか。でも、実はある条件によってマリリン・モンローにも見えてしまうんです。

メガネをかけている人は外して見てください。視力のいい人は目を細めて見てみるか、下の画像をチェック。
画像が小さくなっていくにつれて…。

記事冒頭にある、サイエンス系YouTubeチャンネル「AsapSCIENCE」の動画では、この原理が詳しく解説されています。

ここで使用されているのは2種類の画像を掛けあわせた合成写真です。

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まず、モンローの画像にぼやけた加工を施します。

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一方、アインシュタインのものは、輪郭だけを抽出。

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この2つの画像を掛け合わせると、以下のような状態になります。

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人間の目は入ってくる情報を元に、何が写っているのかを認識しています。以下の画像では、細かな線がハッキリと見えているため、アインシュタインであることがわかります。

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情報の認識はそのコントラストによって、全体のバランスか、細かな線など細部に集中するかで変わるもの。
画像がアップで表示されている場合、髭の細かな違いや目元のシワまで細かく認識することが出来ます。しかし、これがだんだん遠ざかり、ぼやけていくと、口と鼻と髪型のバランスなど全体像を認識するため、モンローの顔に見えるというのが、カラクリです。

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もしもこれが「アインシュタイン」に見えたなら、少し目が疲れているのかも!

Licensed material used with permission by AsapSCIENCE

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。