りんご風味のバナナって!?この夏食べたい「珍しいフルーツ3選」

フルーツ専門店や輸入食材を多く扱うスーパーに行ってみると、果物売り場に初めて目にする、エキゾチックなフルーツに出くわすことがありますよね。

品種改良によって誕生した新しいフルーツや、続々と日本に進出する世界の珍フルーツ。たとえば、ここに紹介する3種にしても、まだまだ知らない人もたくさんいるはず。


 

りんご風味のバナナ
「バナップル」

banappleReference: 株式会社スミフル

100人中100人に尋ねても「バナナ」と回答がかえってきても、なんら不思議のないこのビジュアル。いわゆる王道のバナナの半分ほどの長さで小ぶりな形状ですが、食べればなんと、りんごのようなさらりとした風味!“まさにリンゴみたいなバナナ”、というイメージから「Banapple(バナップル)」と命名されたんだとか。

バナップルは、以前から話題になっていたものの、生産量が少なく売り切れが続出したため、実際に口にできた方は少ないはず。 他のバナナに比べ皮が薄く、食べごろを示す「シュガースポット」が出ないまま、皮全体が徐々に黒ずんでくるのが特徴。熟すにつれて酸味と甘みのバランスや食感が変化していくそうですが、黒くなる前が最もリンゴに近い風味が楽しめる食べごろ。こちらは冷蔵庫保存が可能という点も、よく知るバナナとは異なるところ。価格は、1房300円〜400円程度。

酸っぱ…くない!
「ミラクルフルーツ」

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果物売り場でひと際目を引く赤い粒。一見、木の実のような果実が「ミラクルフルーツ」です。これを舐めた後に、レモンを食べると、なぜだかハチミツのような甘さを感じます。本来、酸っぱいと感じるはずのレモンが、このフルーツに含まれる成分によって、感覚的にマヒして脳に「甘い」と伝達されてしまう、まさにミラクルな果実。

これはミラクルフルーツに含まれている「ミラクリン」と呼ばれる成分が酸味と合わさることによる、いわば化学反応。舌の上で味覚を感じ取る部分「味蕾(みらい)」が甘さとして感じされるためなんです。
砂糖を使わずに「甘み」を感じる事ができるので、現在ではダイエットのお供や、糖分を殆ど摂る事ができない糖尿病の方等に利用され、どんどん注目を集めています。

1粒で200円〜300円が相場ですが、レモンやすだちを丸かじりしようが、梅干しを頬張ろうが、「酸っぱ…くない! 甘い」と、友達や家族とミラクルフルーツで食べ遊べるコミュニケーションツールにもなりますよ。

森のアイスクリーム
「チェリモヤ」

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白い果肉は、まるでアイスクリームのような舌触り。柔らかい甘味と、ほんのりヨーグルトのような酸味が特徴的な南米原産のフルーツ「チェリモヤ」。皮が緑のままのものは苦みや酸味が勝るので、黒みがかって熟すのを待ってからが食べごろ。タイミングは、耳たぶより少し固いくらいの柔らかさです。食べる直前に冷蔵庫で冷やしてデザート感覚で召し上がれ。ただし、温度が8度以下の場所や、30度以上の場所で保存した場合は、冷温や過追熟で傷むので気をつけて!

1個1,500円〜2,500円と、なかなかのお値段はしますが、風邪予防や美肌効果にも期待できるビタミンCが豊富。さらに妊婦さんには欠かせない葉酸、高血圧やむくみの予防に効果的なカリウム、新陳代謝に必要なビタミン6も含まれています。

どれも日本人には知名度の低い果物ですが、「人生で1回くらいは食べてみたい」って思えませんか。見つけたら、思い切って即買いあるのみです!

Reference: 株式会社スミフル

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。